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あと少しで50万円台、エクスプローラ2黒文字盤16570

16570というモデルは2000年頃のロレックスブームの際、SSモデルの価格序列上位に位置した存在

その頃プレミア価格として人気の代名詞的存在だったのはエクスプローラー14270ですが、一時は14270より高くなったこともあった時計です。また、当時の16570は文字盤色で相場が異なるというのは当たり前で、白文字盤より黒文字盤のほうが5万円以上高かったのです。

2000年代前半には人気があったという側面がある一方、2007年以降はスポーツロレックスボトム価格に位置する16570

まして、2016年までの中古相場はスポーツロレックスのボトム価格だっただけでなく、スポーツ系でないモデルとの価格差も大きくないという状況でした。

けれども、今の相場は50万円近いという状況であるように、スポーツモデルらしい価格になってきています。

そして、この50万円まで後500円という価格は、16570にとって史上最高値である可能性があります。

16570は2000年の新品実勢価格が約43万8000円。ちなみに同時期のGMTマスター2(青赤)は34万4000円、サブマリーナ1661037万5000という新品実勢価格でした。

そして、2007年に16570の新品実勢価格は40万8000円、サブマリーナ1661050万8000円

2000年頃の水準としては、相対的に高かったエクスプローラー2ですが、2007年頃には定価に沿った価格序列となっています。

そして、この数年間の間でもあまり目立った値動きしなかった16570。それが2017年4月頃から値上がりし、数ヶ月で5万円近い値動きとなっているのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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