16628は金無垢スポーツロレックスとしては安価な価格帯に位置していますが、2年ほど前は更に安く、2016年7月においては140万円台で購入可能でした。
ちなみにこの時計、2009年においては110万円という中古価格だったのですが、当時における「110万円」という価格は金無垢サブマリーナの16618より高いぐらいの水準だと思います。
当時において、ヨットマスターがサブマリーナより高かったというのは「変なことでない」と判断することができますが、それはヨットマスターが高級シリーズだという認識があったからでしょう。
5桁時代のヨットマスターにはシェル文字盤など豪華仕様が存在しますが、その時期においてシェル文字盤などが設定されていたスポーツ系は、ヨットマスターとデイトナに限られます。
今ではヨットマスターシリーズ=最高級スポーツという印象は薄れていますが、ヨットマスターシリーズはもともと金無垢のみという構成で展開されていた高級スポーツを担うシリーズでした。
そのため、金無垢モデルの存在がサブマリーナなどと比べて多い傾向があります。
そして、今となってはその「金無垢があることが当たり前」という感覚が、レア感を薄れさせてしまうため、中古価格が他のスポーツYGと比べて安めということに作用してしまっているのではないでしょうか。
ただし、金無垢スポーツとしては相対的に安価でも、1年前と比較してしっかり値上がり状態となっており、お買い得さと値上がりという優秀さを兼ね備えている存在だと感じます。
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