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下落でも優秀と感じる、ロレックスシードゥエラー126600

2017年といえば数多くのロレックスが値上がりした年で、特に11月は多くのモデルが高くなった後という状況でした。

そのような状況かつ、注目度が高く、プレミア価格だった2017年11月の新品実勢価格

その水準から、2018年8月の中古は約2万5000の値下がりとなっているわけですが、少ししか安くなっていないといえるかと思います。

これまでの事例では、デビュー時に注目度が高くプレミア価格になるようなモデルは、1年後に値下がり、2年後にはもっと値下がりという傾向が多かったように思います。

けれどもこの126600は大幅な値下がりとはなっておらず、まして2017年11月という相場全体が高値傾向の時代と重なっているのに、そうであるというのは、優秀ともいえるかと思います。

特に2018年はシードゥエラーにディープシーの新しいモデルがデビューしたり、GMTマスター2にはステンレスの青赤ベゼルが発表されるなど注目度の高い新作が更に登場。126600に対する注目度は2017年よりは弱い傾向があるかもしれません。

ですからなにかとハンディがある状態で、2017年11月の新品と比較して、2018年8月の中古安値が約2.5万円の下落というのはやはり優秀だと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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