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値下がり傾向といえる様子、ヨットマスター2 116688

ヨットマスター2は、オイスター系としては初のコンプリケーションモデルで、スポーツ系の最高級という存在だといえます。

そのため、近年まで相対的に他のスポーツ系と比べて高く、ステンレスでもコンビでも最も高いという存在でした。(ダイヤ仕様や4桁などを除く)

しかし、2017年以降は、デイトナGMTマスター2などが目立った値動きとなる一方で、ヨットマスター2の値動きはあまり目立たなく、ステンレスに関してはデイトナ16520だけでなく、116520よりもヨットマスター2のほうが安いという状況となっています。

特に、ステンレスの116680に関しては、デイトナ以外のモデルとの価格差も狭まっており、相対的にお得な価格序列になっている様子がありました。

そんなこともあってか、116680は2018年において目立った値動きとなっており、9月には2ヶ月という期間で10万円以上の値上がり傾向となっていたのです。

ステンレスが目立った上昇となった2018年において、同じヨットマスター2でも、YGの1166804月の段階で値上がりだったのが、11月の段階で十万円単位の値下がり傾向となっているのは興味深い現象だといえます。

ちなみに、この116688は値下がり気味といえる状況ですが、それでもヨットマスター2の中では最も高い水準です。

WGの116689のボトム価格は現在、約296万円であるため、2017年4月より安い約328万円というボトム価格を基準としても、YGよりWGのほうが安いのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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