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3針より80万円以上高くなった、ノーチラス5726/1A-010

2017年から2018年にかけて目立った値動きをした5711/1A青文字盤は、500万円台後半となって以降、値動きが停滞気味といえる様子ですが、コンプリケーション5712/1Aやこの5726/1Aの値動きは停滞していない様子です。

そのため、一時は3針より安くなった各コンプリケーションは、いずれも3針より数十万円単位で高いという価格序列に回復

かつての5711/1Aのように、数ヶ月で数十万円単位の目立った値動きとなっているのです。

これらコンプリケーションの値動きは、5711/1Aの値動きに対して時間差で起こったようにも感じられますが、これは興味深い値動き事例の1つだといえます。

目立って値動きするモデルが出現した場合、それらに関連するモデルが遅れて値動きすることは、デイトナでも見られる現象です。実際、デイトナ16520が値動きした後でも、YGの16528が目立って上昇したりしていますし、最近でも革ベルトの1651816519が目立って上昇しています。

ノーチラスコンプリケーションモデルは、デイトナでいうYGモデルに相当する高級モデルだといえ、1652016528のように、5711/1Aに対応する高級モデルという印象です。

ただ、ノーチラスの場合、この5726/1Aの他にも、5712/1A5711/1Rなどがあるため、5711/1Aに対応する高級モデルは多々あるといえます。

多々あるといっても、それら上位モデルはいずれも上昇している傾向がありますが、そういった上位モデルのキャラクターはいずれも「強い」といえるため、存在を認識されているのだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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