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久々に目立った値動き、シードゥエラー116600

116600は、2017年に生産終了が発覚した際、一気に高くなり、116610LV116710BLNRより20万円近く高い水準となっていました。

しかし、その後は緑サブなどが順調に上昇する一方で、116600は値動きが停滞気味となっていたため、その差は縮まるどころか、相場が逆転したのです。

そして、116600が再度値動きした現在でも、緑サブや黒青GMTマスター2以上とはなっていないため、この値動きを優秀と判断するかは難しいところだと思います。

この116600と緑サブなどの価格序列は、116600生産終了以前においては、116600のほうが緑サブなどと比較して安かったのですが、生産終了発覚後は116600のほうが高くなっています。

ですから、今の価格序列は、116600生産終了前と同様ということになるわけですが、2014年から2017年という短期間製造のレアさを考慮すると、評価されていないとも感じます。

シードゥエラーは、2017年に赤シードが登場し、2018年にはディープシーがモデルチェンジされています。

そのため、何かと話題が多いモデルがシードゥエラーには多く、本来強い要素があるモデルでも、あまり評価されない傾向があるのかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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