この5110Pは、2016年6月時点において、378万円という水準でしたが、それから2年以上の月日が経過した2019年現在でも2016年同様に378万円で入手可能です。
2016年と2019年の間には、ノーチラスなど多くの腕時計が目立って値動きした時期が含まれますが、そのような期間を含む比較でも、5110Pは相場が変わっていないのです。
ちなみに2016年といえば、多くの時計が安くなった時期という印象もありますが、安くなったのは8月頃からだったため、6月時点ではそれほど下落の影響を受けていなかったと思います。
ただ、値下がり傾向でなくとも、2017年の水準と比較すると相場は安めだったともいえるため、やはりこの5110Pは値動きの観点では優秀でないといえます。
現在、多くのパテックフィリップが高くなったという印象がありますが、この5110Pは2016年6月と比較して全く変わっていない水準なのです。そのため、以前から欲しかった人にとっては、選択しやすい価格帯に位置するモデルといえます。
そういったある種のお得感は、プラチナワールドタイムという高級なキャラクターからすると意外と感じます。
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