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ブラックアウトは240万円台になった、エクスプローラー14270

約1年という期間で100万円以上の値動きということは、「かなり凄い」という感想になりますが、そのような値動きをするロレックスは、この「ブラックアウト」のように「かなり特殊」という要素を含む傾向があるように感じます。

1年前の水準でも、「ブラックアウト」は通常の14270と大きな価格差があったため「割高」と感じる価格帯だったといえますが、その水準は約111万円にとどまっていたのです。

110万円台という水準は、通常モデルと比較すると高いと感じますが、当時のスポーツモデルと比べると、相対的に高いとは思えません。

そういったことを考慮すると、2019年3月現在の200万円台という水準は自然に移り、むしろ2018年の価格が安かったのだと感じます。

「ブラックアウト」の14270は、2000年前後の時代から、赤サブより高かったぐらいの価格帯でしたから、今のように赤サブと同水準というのは、過去の事例を知っている筆者としては、なかなか納得できるのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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