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現在相場考察

14年を経て元の価格に戻りそう、ヨットマスターロレジウム16622

2015年8月12日更新
ロレックスのヨットマスター16622について斉藤由貴生が執筆。本記事では2012年11月の最安値(ヤフオク)と2015年8月の最安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この2年9ヶ月での変動は25万円の値上がりだった。

ヨットマスター 16622 (メンズサイズ)についての考察(2015年8月)

ヨットマスターロレジウムといえば、価格の変化が夏冬でおこり、なおかつ相場が読みやすいので“腕時計相場の事例”として私の著書「腕時計投資のすすめ」でも紹介しました。

それが腕時計市場の全体的な高値と16622の生産中止(エクスプローラ14270114270の差のようなマイナーチェンジであるため相場に対する影響は少ないと思われます)が重なり中古がこの十何年で見かけないほどの高値となりました。

ロレックス ヨットマスター 16622(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2012年11月
の最安値(ヤフオク)
2015年8月
の最安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター 16622
(メンズサイズ)
中古 2年
9ヶ月
¥420,000 ¥670,000 250,000 159.52%

ヨットマスターロレジウムといえば、

  • レディース
  • ボーイズ
  • メンズ

と3種類のサイズがあるのですが、投資用として最適なのはメンズサイズ=16622です。

この16622、1999年のデビュー時に当時の定価85万円(税別)より高値を記録しプレミア価格となった後は、ずっと値下がり傾向でした。

2001年ごろには中古が698000円、2003年の中古相場は50万円台前半まで下がりました。それからリーマンショック前までに60万円ぐらいまで上昇した後、リーマンショックが起こり40万円台まで下がります。そこからは底値の状態が続き最も安い時では43万円ぐらいで普通に売っていたのです。

そのような安い相場になった16622、ついに中古最安値が60万円台前半という状況になったのです。

これは2002年以降で最も高い相場だと言えるでしょう。

あと少しでデビュー直後の中古価格698,000円が最安値になりそうなところまできています。

もしもそうなれば2001年より14年をかけて相場が元通りになるというハッピーエンドを迎えられるかもしれませんね。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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