ヨットマスターロレジウムといえば、価格の変化が夏冬でおこり、なおかつ相場が読みやすいので“腕時計相場の事例”として私の著書「腕時計投資のすすめ」でも紹介しました。
それが腕時計市場の全体的な高値と16622の生産中止(エクスプローラ14270と114270の差のようなマイナーチェンジであるため相場に対する影響は少ないと思われます)が重なり中古がこの十何年で見かけないほどの高値となりました。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年11月 の最安値(ヤフオク) |
2015年8月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ロレックス
ヨットマスター 16622 (メンズサイズ) |
中古 | 2年 9ヶ月 |
¥420,000 | ¥670,000 | 250,000 | 159.52% |
ヨットマスターロレジウムといえば、
- レディース
- ボーイズ
- メンズ
と3種類のサイズがあるのですが、投資用として最適なのはメンズサイズ=16622です。
この16622、1999年のデビュー時に当時の定価85万円(税別)より高値を記録しプレミア価格となった後は、ずっと値下がり傾向でした。
2001年ごろには中古が698000円、2003年の中古相場は50万円台前半まで下がりました。それからリーマンショック前までに60万円ぐらいまで上昇した後、リーマンショックが起こり40万円台まで下がります。そこからは底値の状態が続き最も安い時では43万円ぐらいで普通に売っていたのです。
そのような安い相場になった16622、ついに中古最安値が60万円台前半という状況になったのです。
これは2002年以降で最も高い相場だと言えるでしょう。
あと少しでデビュー直後の中古価格698,000円が最安値になりそうなところまできています。
もしもそうなれば2001年より14年をかけて相場が元通りになるというハッピーエンドを迎えられるかもしれませんね。