2014年に登場した116506Aは、ダイヤ文字盤のプラチナデイトナという存在ですが、その文字盤の特徴から、最も憧れのモデルという存在感となっています。
ダイヤ文字盤という存在は、5桁時代からデイトナにある仕様ですが、かつてのダイヤ文字盤はあまり評価されているとはいえません。
例えば、16523(白文字盤)は、現在約145万円ですが、ダイヤ文字盤の16523G(白文字盤)は約149万円。両者の価格差は4万円程度でしかないのです。
その一方で、116506と116506Aには、現在約96万円という価格差が生じているのです。
ですから、同じ「デイトナのダイヤ文字盤」でも、いかに116506Aが評価されているかが分かります。
かつてのダイヤ文字盤が「G」現在のダイヤ文字盤が「A」というように、そのダイヤの形状は変わっており、より豪華かつダイヤの存在感がさりげない今のダイヤ文字盤の人気が高いのだと思います。
また、アイスブルー文字盤のインダイヤルが、通常文字盤だとフチが黒となっているのに対し、ダイヤ文字盤だとフチ部分を含めてアイスブルーとなっているわけですが、それもまた高い人気要素となります。
こういった“差”により、通常文字盤とダイヤ文字盤の価格が100万円近い差となっているわけですが、こういったことが700万円以上という価格帯の腕時計に起こっているのは過去の常識からすると考えられないことでしょう。
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