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回復傾向、シードゥエラー126600

116600のDブルー文字盤は、2018年3月以降において目立った評価となりましたが、その後相場は落ち着き、現在では約154万円という水準となっています。

116600Dブルーが2018年5月頃より値下がり傾向となった一方で、この126600は回復傾向であるため、両者の価格序列は逆転したという結果となっています。

これらシードゥエラーは、現在150万円台という水準ですが、この価格帯をどのように判断するかは難しいところだと思います。

シードゥエラーの目立った要素からすると、安いとも感じる一方、他の6桁世代のロレックスと比較すると高い価格帯だといえます。

例えば、GMTマスター2116710BLNRなどは最近上昇目立っており、現在では160万円台という水準ですが、シードゥエラーは“目立たない値動き”とはいえ、BLNRに近い価格帯に位置しているのです。

ただ、116600のDブルー文字盤は、2016年頃までにおいて、デイトナ116520より高い水準が“当たり前”だったということもあるため、デイトナと価格差が大きい現在は“安い”とも判断できます。

つまり、シードゥエラーの相場は安いとも高いとも判断できるため、今後どのような動きになるかが予想しづらく、動向が興味深いとも感じるのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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