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2000年頃の実勢価格より高くなった、エクスプローラー14270

エクスプローラー14270は、2000年の新品実勢価格が約46万円という水準で、定価を10万円以上上回っていた状態でしたが、リーマンショック後に中古が20万円台前半まで下落。

アベノミクス以降は値上がり傾向となりましたが、2017年前半までは長らく30万円台後半という水準に位置していました。

40万円台になったのは、2017年11月になってからのことなのですが、その際は「やっと40万円台」という印象でした。その後もそれほど目立った値動きとはならず、2018年12月の時点でも、約47万円という水準に位置し、“40万円台前半から後半になった”という変化にとどまっていたのです。

それが、2019年5月の今、久々にエクスプローラー14270の価格帯が変化し、ついにボトム価格(ABランク以上)が50万円台となったのです。

2019年現在の腕時計事情では、あまり目立つ存在とはいえないエクスプローラー14270ですが、その中古水準は、2000年前後のブーム時より高いぐらいの水準に達しているのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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