腕時計投資新聞

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2016年5月5日更新

新作発表から1ヶ月、デイトナの相場に変化あった?

さて、そんなデイトナがモデルチェンジ!

とは、業界の人もファンにとっても大ニュースです。

ぶっちゃけ、見た目は「黒ベゼルになったなぁ」というぐらいしか変わっていないような気もしますが、それでも大ニュース!

車であれば長くても7年周期でモデルチェンジが行われますが、デイトナは16年ぶり。

モデルチェンジするだけで大ニュースになると言っても良いでしょう。

そして、腕時計投資の観点で気になるのは、新型が出る前のモデル=116520の価格がどうなるかという点。

2007年にモデルチェンジされ生産終了となったGMTマスター2の旧型が、それまでの相場の約2倍となったように、新型が登場すると、旧型の価格上昇に期待がかかります。

ということで、新型発表から1ヶ月後のデイトナ、どのような相場になっているかというとほぼ変わりありません

マイナス8000円というと、5万円クラスの時計なら大きな変化ですが、100万円台の相場を誇るデイトナにとって8000円の価格上下は誤差の範囲と言えるでしょう。

ただし、2016バーゼルで発表された新型はまだ世の中に流通していません。

そして、116520の供給が停止するまでには新型発表から若干のブランクが有ると思います。

116520の値上がりは多分新品から始まるでしょう。

そしてそろそろ新品価格がじわじわと値上がる頃だと思います。

それに中古も影響を受けて値上がりする。そうなるにはまだ少し時間がありそうです。

ということで、116520、買っておけば良かったかどうか、の判断は早くて2ヶ月後ぐらいかな、と思っています。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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