1ヶ月で20万円という値上がりは、2016年12月頃から2017年8月頃までにかけて、デイトナ16520に見られた動きと似ているといえますが、そういった傾向は当時の16520に対して「驚き」と感じたほどのインパクトがありました。
しかし、今では116500LNという現行モデル、さらにその黒文字盤がそのような値動きをさらっと実現してしまっているのです。
かつての常識では、ロレックスの人気モデルは、デビュー直後が最も高いという傾向がありましたが、この116500LNは、デビューした2016年が最も安く、年々値上がり傾向となっています。
そういったことは、以前からお伝えしており、ある意味筆者としても慣れているはずであるものの、「黒文字盤が1ヶ月で20万円の値上がり」ということに、やはり驚いています。
かつて「すごい」と思ったことや、「常識を覆した」と感じたことが、その後さらにすごい出来事によって塗り替えれるということはありますが、この黒文字盤の現在の動きは、まさにそういった現象だといえるでしょう。
ちなみに、2018年6月におけるこの116500LN黒文字盤の水準はどうだったかというと、約223万円でした。
2019年6月現在は、約266万円となっているため、この1年という期間では約43万円の上昇となっています。
そういった意味では、やはり2019年5月から6月にかけての「1ヶ月で20万円」という値動きのインパクトはかなり大きいといえます。
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