この5054Pという存在は、ワールドタイムの5110Pや年次カレンダーの5056Pなどとともに、「高くてレアなモデル」という印象だったわけですが、ワールドタイム唯一の青文字盤として高級な印象があった5110Pの定価より、実は5054Pの定価のほうがだいぶ高く、その差は100万円以上もあったのです。(2002年時点:5110Pが310万円、5054Pが454万円。税別)
しかし、今となっては5110Pの中古が350万円台である一方、この5054Pは310万円台で購入可能なのです。
5054Pは、当時の定価の観点でも、近年中古がめったに出てこないというレア感でもかなり魅力的な存在だといえます。
この5054Pは、この2年の間において、筆者が確認した中古は2本程度ですから、かなり入手難易度が高いモデルといえます。
とはいえ、これが欲しいと思っている人はそれほど多くなく、かつてあった存在感も、今となってはノーチラスには勝てないのでしょう。
ですから、この318万円という価格を見た筆者は「これぐらいの価格で買えるのか」と思ったわけです。
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