5800/1Aは、2017年6月の段階で約429万円という水準だったのですが、当時は5711/1A-010でも400万円台という水準には到達していませんでした。
そして、2018年夏頃には、5711/1A-010が500万円台後半という水準まで上昇したのですが、その段階で5800/1Aは約691万円という水準になっていました。
ですから、2018年まで5800/1Aは、レアノーチラスという印象の通り、5711/1Aより評価されていたわけなのです。
それが2019年5月に5711/1A青文字盤が目立って値上がりしてからは、それより安いという価格序列へと変化。
5711/1Aが値下がり傾向となった今では、なんと5800/1Aは500万円台後半という水準にまで下落してしまっているのです。
この水準は2018年7月時点よりも安いため、他の値下がりモデルと比較してもかなり目立った下落だといえます。
以前の記事からお伝えしているように、最近下落したモデルの多くは「ピーク時から落ち着いた」という表現が適当といえ、実際値下がり傾向でも、2018年の水準まで下落していない様子があります。
まさに5711/1A-010もそういった傾向であり、値下がり傾向な今の水準でも、『2019年において2番目に高い水準』であるわけです。
それに対して、この5800/1Aは2018年の水準を下回っている状況。ちなみにこれは、現在売られている“2番目に安い個体”を対象としても同様です。
5800/1Aは、個体数の少なさから、2018年頃まで中古を見かけること自体が少ない傾向がありましたが、2019年になると長期に渡って複数個が売り出されているなど、入手難易度が低くなった印象だといえます。
5800/1Aというレアさからすると、なぜ今のような評価になったのか、その理由は謎ですが、5711/1Aよりはるかに安い状況の今、お得感があると感じます。
現在の水準が「安かった」のか否かは、将来、その答えが分かることになるのでしょう。
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