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50万円台後半になった、オイスターパーペチュアル114300ダークロジウム

114300のダークロジウム文字盤は、2016年8月の段階で、約44万円という新品実勢価格(安い順の3社平均値)でしたが、その際の印象としても「高い」と感じました。

なぜなら、その頃、エントリークラスのロレックスはもっと安く買えるという印象があったからです。

しかし、そんなダークロジウム文字盤は、その後さらに上昇し、結局今では50万円台後半という水準にまで変化。

かつてであれば、50万円台後半という価格帯は、上級モデルも狙える水準だっただけに、「時代は変わった」と感じるかもしれません。

ただ、他のモデルの価格帯を見てみると、高級な部類に入るモデルは、100万円以上という水準であるため、腕時計全体の価格帯が変化したとも感じます。

114300で最も人気かつ価格帯が高いのは、ダークロジウム文字盤で、そのボトム価格は先のように約57万円という水準ですが、114300全体のボトム価格でも、54万円(青文字盤)となります。114300は文字盤色を問わず50万円台中盤以上という水準に達しているため、やはりエントリークラスの価格帯は以前より高くなったと思うわけです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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