この116506Aは、今から1年前の2018年10月において約803万円という水準でしたから、この1年では約75万円の上昇となります。
その75万円のうち、最も上昇したといえる期間はこの4月⇒10月だといえるわけで、他のモデルが下落傾向となっている中、むしろ過去より派手に上昇しているという様子であるのです。
これは、まさに例外的だと思うわけですが、そういった「常識を破る」という要素が、116506Aには多々存在します。
それこそが、「800万円台という価格帯の人気モデル」という点なのですが、従来の常識では、これぐらいの価格帯となると、人気モデルという存在はありませんでした。
116506Aは800万円台でも価格変動が起こるモデルであるわけですが、今ではノーチラスなど、800万円台の人気モデルという存在は珍しくありません。
しかし116506Aは、ノーチラス以前から800万円台という水準に位置してしているため、腕時計における高価格帯人気モデルの未来を切り開いたともいえるかもしれません。
なお、同じプラチナデイトナでも、ダイヤ文字盤でない116506のほうは、現在値下がり傾向となっています。
116506Aは、単に116506のダイヤ文字盤仕様というだけでなく、インダイヤルまでアイスブルーというその配色が人気ですが、そういったキャラクターの強さから、他の時計の値下がりが目立つ中での上昇となっているのかもしれません。
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