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値下がりはまだ続いている様子、ノーチラス5711/1A-010

この743万円という水準ですが、「大体いつ頃と同じか」というと、実は8月以前において「同じ価格帯」という時期はありません。

なぜなら、この5711/1A-010は、708万円となった5月以降、確認できる中古の売出しが0本となってしまい、8月に久々に登場した際、既に800万円台という水準となっていたからです。

ですから、この743万円という水準は、2019年5月より高く、8月より安いとしかいえないのです。

さて、ロレックスの場合、GMTマスター2116710BLNRなどは、11月頃から値下がりが目立たなくなったと感じますが、先のようにロレックスノーチラスより1ヶ月先の動きをするといえる傾向があります。

もしも、そういった傾向が今後もあるのであれば、ノーチラスは12月頃に値下がりに歯止めがかかる可能性があるといえますから、現在水準からどのような変化となるのか興味深いといえます。

GMTマスター2116710BLNRなど、現行人気モデルの多くは、値下がり傾向といっても2018年水準より高い様子となっていますが、この5711/1A-010の2018年水準は500万円台後半。現在水準では、2018年水準に対し、かなりな価格差を保っているため、値下がりでも強いという印象になります。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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