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1年で70万円ほどの上昇、デイトナビーチ“青”116519

2019年といえば、上半期に値上がり、下半期に値下がりという値動きが目立ち、デイトナでもそのような動きをするモデルが多かった印象があります。

しかし、そういったことを考慮しても、このデイトナビーチ「青」は70万円の値上がり傾向となっているため、凄い動きだと感じます。

ちなみにこのデイトナビーチ、登場したのは2000年ですが、2010年頃にも生産された模様。ただ、2010年頃に製造されたのは「緑」、「青」と言われており、黄色やピンクは該当しないといった噂もあります。

ただ、各カラーの価格序列を見る限り、そういったことはあまり相場に影響していない様子です。ちなみに、この記事の個体はP番であるため2000年の製造となっています。

なお、「青」の文字盤にはターコイズ(トルコ石)が採用されており、希少価値が高いといえますが、そういったこともあまり相場には関係ない可能性があります。

なぜなら、「緑」にはクリソプレーズが採用されており、この青と同じく、腕時計の文字盤としてはレアな素材が採用されているのですが、現在最も安い水準となっているからです。

また、ピンクと黄は、それぞれ“ピンクシェル”、“イエローシェル”が採用されており、素材的なレア感でいえば、青&緑より弱いという感覚がありますが、黄色は高い傾向があります。

そういったことから、デイトナビーチの人気基準は、レア感と色そのものの人気度によるといった傾向があるのだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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