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異変が起こっている、エアキング116900

これまで116900は、どういった水準だったかというと、

  • 2016年11月 約67万円(新品)
  • 2017年9月 約63万円(中古)
  • 2018年3月 約58万円(中古)
  • 2019年3月 約62万円(中古)
  • という推移となっていました。

    現在水準は約66万円という中古ボトム価格ですから、中古としては過去最高値といって差し支えないといえるでしょうし、2016年の新品実勢価格に迫る勢いとなっているのです。

    ちなみに、2019年10月には消費増税がありましたが、それを考慮しても116900は立派に値上がり状態。今の水準を消費税8%換算にしても、約65万円となり、中古ボトム価格としてやはり過去最高値水準だといえるわけです。

    そういった意味では、116900は過去に見られない値動きとなっているわけで、今まさに異変が起こっていると感じます。

    こういった値動きの事例といえば、1年前の116710BLNRが思い浮かびます。116710BLNRは、1年前の今頃、それまでとは異なる動きとなったのですが、その後3月のバーゼルで生産終了が発覚しました。

    今年のバーゼルは4月に開催される予定とのことですが、この116900の現在の動きは、生産終了なるのではないかと疑ってしまいます。

    もちろん、生産終了にならない可能性も十分ありますが、もしも116900が生産終了となった場合、尖ったモデルだけに、デビューから4年での終了はかなりインパクトがあるということになるでしょう。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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