そういった意味では、116523グレー文字盤という存在は、2016年と現在とではそのイメージが変化しているといえます。
2016年時点では、116520と同価格帯、なおかつ116523の人気文字盤色といった印象がありました。
それが今では、116520より安い水準かつ、116523の文字盤色としても特に高いと感じるわけではありません。
1年という期間で値上がり傾向となっているものの、デイトナ基準では大きな値上がりともいえない116523グレー文字盤は、今、目立ちづらい状況となっているのだと思います。
ただ、筆者としては116523グレー文字盤は魅力的だと思っています。
グレー文字盤という要素は、コンビ以上に設定されているという点だけでなく、5桁世代のサブマリーナやGMTマスター2だとダイヤ文字盤専用カラーといった側面があるため、ロレックスでは「高級」という扱いだといえます。
そういった色合いが、16523よりも、116523のどこか近代的な雰囲気にマッチしていると感じ、魅力を感じるのです。
また、デイトナの法則として、コンビモデルについては、エルプリ世代よりも、2000年デビュー世代のほうが高いという点があります。
例えば、16520と116520では、16520のほうがずいぶん高く、その価格差は50万円程度といったところ。しかし、コンビの場合、16523より116523のほうが高く、現在でも16万円ほどの差があります。
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