腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
2020年3月16日更新

SSパテックかつコンプリケーションは激レアだが、5085/1A

5085/1Aは、2016年⇒2017年ではそれなりに値動きしているという印象でしたが、2017年以降は200万円前後といった水準に位置する印象です。

SSコンプリケーションという存在はかなりレア感が高いのにも関わらず、価格序列的にも2017年頃からの値動きでも、5085/1Aはあまり評価されていないという印象になります。そうはいっても、視点によって「評価されている」とも「いない」ともいえます。

なぜなら、同じ世代の5055との価格差を見ると、今、あまり大きな差が無いといえるからなのですが、かつてであれば金無垢の5055とSSの5085にはそれなりの差があったのです。

ですから、5055との価格差という観点では、かつてよりも評価されているといえます。

とはいえ、SSのコンプリケーションというレア要素を持ちながら、2018年から大きく相場が変わっていないという点は、やはり「評価されていない」という印象になります。

そういった意味では、この5085/1Aというモデルは、SSコンプリケーションというレア要素を持ちながら、コンプリケーション最安値といえる水準で購入可能であるため、注目すべき1本だと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -