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久々に登場、ゴールデンエリプス5738P

この320万円という水準は、パテックフィリップ2針or3針のプラチナモデルとしては、至って普通な価格帯だといえます。

そういった意味では、ゴールデンエリプスの特殊性に対する評価がほとんどされていない状況だと感じます。

ちなみにこの5738P、2018年1月には約280万円という額で売り出されているため、それと比較すると今回の値動きは40万円程度といったところですが、いずれにしても300万円前後といえる範囲内に収まるため、特に目立った評価はなされていません。

筆者は、ゴールデンエリプスのキャラクターや魅力がノーチラスに通じるものがあると数年前から言っていますが、目立って評価されるという状況には未だ至っていません。

今後評価されるのかどうかは全くわかりませんが、現状の5738Pを見ると、『独特な魅力を放つ定価600万円台のモデルが中古320万円』というのは、やはり安いのではないかと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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