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セラミックベゼル最安値も安くなった、サブマリーナ114060

114060の値動きですが、他のモデルと異なる点がいくつかあると感じます。

先のように、2019年夏以上の下落というのもその1つですが、それ以外にも気になる点があるのです。

その1つが、現在水準が2018年水準と同等となっていないという点です。

他のモデルの場合、2019年夏の値下がりでは「2018年並となっていなかった」のですが、今回の値下がりによって「2018年水準と同等」となったことが珍しくありません。

しかし、114060の現在水準は2019年1月約86万円に近いといえるため、「2018年並」とはなっていないのです。

とはいえ、2019年の上昇の際、その動きは他のモデルと比べて弱かったともいえるため、下落幅が小さいというのは自然ともいえます。

ただ、2019年8月の値下がりの際、「ピーク時から下落」といったところですが、今回の値動きは、はっきりとした下落という印象です。

114060は、2019年1月⇒7月で約11万円の上昇となっていましたが、今回の動きによってその額がそのまま下落したと感じます。

なお、このモデル、2016年の段階ではGMTマスター2116710LNより高いぐらいの水準だったのですが、近年ではそれより安い価格帯となっており、セラミックベゼル最安値といった側面があります。

そして、その水準は2019年7月時点で98万円だったのが、今では84万円114060が下落すると同時に、セラミックベゼル最安値も安くなったといえるわけです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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