腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

最も安いデイデイト、ロレックス『オイスタークオーツ』19018

そんなデイデイトですが、3年ぐらい前までは80万円といったように、100万円以下でも手に入れることができました

イエローゴールドのデイデイトは、その名の通りな金ピカ時計といった見た目。

パット見でかなり豪華な時計とわかる一方、“これみよがし”の豪華さを敬遠する人もいたりして、そんなに人気のある時計ではありません。

しかし、実際金無垢デイデイトをつけている人を見かけると「かっこいいな」と思ってしまいます。

特にレース関係者に好まれているようで、ベストモータリングでお馴染みのガンさんがつけている様子はYoutubeで確認することもできますし、SUPER GTのチーム監督の何人かがつけている姿も実際見たことがあります。

で、そんな「超豪華時計」の代名詞のようなこの金無垢デイデイト、なんと現在でも80万円台で買うことができるのです!

現在80万円で買える時計といったら、通常ロレックスでもコンビがやっとといったとこです。

が、リファレンス末尾“3”のコンビじゃなくて“8”、つまりオール金無垢の時計が80万円でも買うことができます。

それは「オイスタークオーツ」。

つまり、クオーツのデイデイトです。

先日20万円以下のデイトジャストでも取り上げたとおり、80年代にはクオーツのデイトジャストやデイデイトがあったのです。

で、その時のクオーツはどういう扱いだったかというと、、

「最高級」

つまり、80年代のロレックスにおいて最も高級なのがクオーツモデルだったのです。

ちなみに、このクオーツデイデイト(19018)の定価は280万円

一方、自動巻YGの18238の定価は235万です。

クオーツのほうが自動巻きより45万円も高かったという事実。

この手の時計を買う文化や80年代という時代性からいって、デイデイトはデパートで買われたモノが多いと思います。

そんな280万円もしたこの時計、今では最も安いデイデイトとなってしまいました。

確かにクオーツのロレックスは時計ブーム以降、不人気モデルの代名詞的存在です。

例えば、クオーツデイデイトが定価280万円で売られていた時代のミルガウス1019)の定価は約30万円ほどですが、時計ブーム以降ミルガウスは『価値あるモノ』となり、流通価格はかつてのデイデイトの定価である280万円という水準まで達しています。

でも、考えてみてください。

今、人気のモノはかつての不人気モデルだったりするのです。

そして、このクオーツデイデイト。

インスタグラムを見ていても、「オイスタークオーツ」のファンは結構いるようですしし、なによりオイスタークオーツには専用の形状が与えられています。

もとよりつけ心地が良かったり、なんだかんだで便利な時計であるロレックス

そのロレックスクオーツというこの上ない便利機能がついて、なおかつ安価で手に入る。

そんなオイスタークオーツに今こそ注目です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -