この116600というモデルは、シードゥエラーの6桁世代モデルとして2014年にデビューしましたが、2017年には後継モデルが登場したため生産終了となっています。
ですから、生産期間は約3年とかなり短いため、生産終了が発覚するや否や目立った上昇となった経緯があります。
しかし、一度目立って上昇して以降の動きは、やや下落傾向へと変化。特に2018年は評価が難しい状況となっていたと感じます。
そして、2019年からは再び上昇傾向となり、9月には過去最高値を更新するレベルといえる水準にまで上昇したわけです。
2019年9月頃といえば、この116600のように値上がりが続いていたモデルがまだあった時期でしたが、そのようなモデルはその後結局下落トレンドの影響を受け、値下がり傾向となっている様子が目立ちます。
それに対して、この116600は下落トレンドの影響をほぼ受けておらず、今回の新型コロナによる下落トレンドでも、あまり大きな影響を受けていないといえます。
116600は生産終了後に「強くなった」というイメージだった反面、2018年にはそういった印象が弱くなりましたが、今再び「強い」といった印象になっていると感じます。
そういった意味では、この116600というモデルは、時期によって難しい側面があるものの、レアモデルらしい強さがあるのでしょう。
これまで下落トレンドの影響を受けていなかったといえるモデルはデイトナ116506Aなどがありましたが、そちらも今でははっきり下落という様子。その一方で、この116600は大きな下落とはなっていないため、ロレックス人気モデルの中で「下落トレンドの影響を受けていない」稀有なモデルだといえます。
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