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180万円台に回復している、デイトナ116520黒文字盤

116520黒文字盤の、記憶に新しい値動きですが、2019年9月に約192万円というピーク水準になった後は、やや値下がりとなった経緯があります。

2019年といえば、夏頃に下落トレンドがありましたが、116520はその影響を受けた時期が遅かったことに加え、それほど大きな下落とならなかったのです。

けれども、2020年4月の下落トレンド時には、それまでよりも大きな値下がりとなり、2018年8月並の水準となってしまったわけです。

そして今回、188万円という水準にまで回復しているわけですが、この動きによって2019年9月のピーク時水準に近い状態になったといえます。

また現在116520は、白文字盤や黒文字盤といったバリエーションや程度に関係なく、どの個体も180万円台以上となっているため、4月水準と比べてかなり分かりやすく回復している様子があります。

黒文字盤のABランク以上となると、188万円がボトム価格となりますが、その次に安い個体となるとすでに190万円台という水準です。

今後の新型コロナによる社会情勢が気になるところではありますが、このような116520の勢いを見ると、この加速感が今後もどういったことになるのか興味深い状況だと感じます。

これまで16520の影に隠れるような値動きだった印象もあった116520ですが、今の様子は目立っているといえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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