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2019年上半期水準を上回った、サブマリーナ16610LV

16610LVには、フラット4、ビッグスイスなど高値となる要素がありますが、それら個体の相場は16610LVボトム価格とはかなり離れています。

16610LV全体のボトム価格と116610LVを比べた場合、ここ1年ぐらいにおいてだいぶ差がある状況となっていますが、2019年上半期より前においては、その差は10万円以下といったところでした。

現在、16610LVが上昇している一方、116610LVについては生産終了直後よりも落ちついている傾向があります。

ですから現在、16610LVは値上がり、116610LVは値下がりとなっているわけですが、両者の相場差は依然として37万円程度となっているのです。

なお、今年出た新作、126610LVについてですが、この16610LVの正常進化といった印象があります。

116610LVは「サンレイの緑文字盤」が採用されたり、ケースのラグ部分が太くなったりなど、16610LVと比べて差が目立ちますが、126610LVに関しては16610LVそのまま近代化させたような感覚です。

そうなると116610LVのほうが希少性が高い印象になり、より高値傾向となるのだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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