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2020年11月24日更新

トレンドの変化なのか、GMTマスター2茶金ベゼル16713

なお、この16613茶金には、3連ベゼルとジュビリーがありますが、近年はジュビリーのほうが高い様子があります。

とはいっても、3連の方も2018年6月時点で、すでに100万円以上という水準に達していたわけで、16610青サブよりも2年以上も早く100万円以上となっていたわけです。

ではなぜ、現在において、青サブが動いたのにルートビアーは動かなかったのでしょう。

その理由として考えられることが1つあるのですが、それはトレンドの変化です。

これまで、GMTマスター2とサブマリーナとでは、GMTマスター2のほうが人気という傾向がありました。

それは6桁世代でも、5桁世代を見ても同様で、GMTマスター2のほうが高い水準にいたわけです。

しかし、今の状況ではサブマリーナが派手に値動きしている一方、GMTマスター2に関してそういった様子がありません。

その結果、GMTマスター2とサブマリーナの差は近くなり、一部に関しては、GMTマスター2よりもサブマリーナのほうが高いという状況になっているのです。

この16613茶金の場合、青サブよりも安くなったわけでは無いものの、変動しないという点において、「トレンドの変化」をといった様子を若干ではありますが感じられる部分があるように思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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