この第3世代が登場した際、印象深かったのは、ジュネーブシールの自社製ムーブメントとなった点です。
自社製、ジュネーブシールといえば、90年代パテックを思い出しますが、第一世代のアクアノートがそういった内容だった頃、オーバーシーズにはジラールペルゴベースのムーブメントが搭載されていました。
とはいっても、それがマイナスという印象はそれほど大きくなかったと記憶しています。
むしろ、2016年の「自社製ムーブメント」というほうが、若干“いまさら感”があったといえ、どのように評価されるか難しいところがあると感じたぐらいです。
しかしながら、今の結果を見る限り、この第3世代オーバーシーズは高い市場評価を得るという成功を遂げた様子です。
ノーチラスやロイヤルオークの水準には届かないものの、これまでのオーバーシーズよりも高い価格かつ、値動きも派手という傾向となっています。
|