腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

現行モデルの特徴と評価、オーバーシーズ4500V/110A-B128

この第3世代が登場した際、印象深かったのは、ジュネーブシールの自社製ムーブメントとなった点です。

自社製、ジュネーブシールといえば、90年代パテックを思い出しますが、第一世代のアクアノートがそういった内容だった頃、オーバーシーズにはジラールペルゴベースのムーブメントが搭載されていました。

とはいっても、それがマイナスという印象はそれほど大きくなかったと記憶しています。

むしろ、2016年の「自社製ムーブメント」というほうが、若干“いまさら感”があったといえ、どのように評価されるか難しいところがあると感じたぐらいです。

しかしながら、今の結果を見る限り、この第3世代オーバーシーズ高い市場評価を得るという成功を遂げた様子です。

ノーチラスロイヤルオークの水準には届かないものの、これまでのオーバーシーズよりも高い価格かつ、値動きも派手という傾向となっています。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -