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コンプリケーションも動いた、ノーチラス5712/1A-001

現行ノーチラスの値動きについて興味深いのは、最初に5711/1Aが動き、次に5712/1Aが動くという点です。

これは、2017年時点でも同様だったのですが、5711/1Aが激しい上昇となった結果、3針がコンプリケーションを上回る相場という現象が起きていたのです。

そういったことは、まさに現在でも同様。5711/1A-011約987万円なのに対し、この5712/1A-001945万円ですから、3針よりもコンプリケーションのほうが安いのです。

なお、他の現行世代ノーチラスとして、年次カレンダーやクロノグラフがありますが、それらは今のところ目立った値動きとはなっていない様子です。

今後他のコンプリケーションなどが動くかは分かりませんが、5712/1Aが値動きした時点で、他が動いていないということは、以前の例と同じだといえます。

ちなみに2019年以降は、5711/1Aよりも、この5712/1Aのほうが高いといった傾向だったといえるため、コンプリケーションが3針よりも安くなるというのは、少なくとも2年ぶりだと思われます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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