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370万円台という水準、デイトナ黒文字盤116509

K18腕時計の値上がりという現象が2020年8月頃から起こっていますが、その結果、この116509含め金の腕時計が目立って高くなるという事態となっています。

そして現在の116509の様子からも分かるように、未だK18腕時計の上昇という値動きは続いているわけで、116509は10月時点と比べて17万円ほどの値上がりという状況です。

17万円という値動きは、それほど派手というわけではありませんが、116509黒文字盤の約370万円という現在ボトム価格は、これまでの印象からすると「高くなった」と感じる水準だと思います。

実際、この116509黒文字盤は長らく200万円台後半という水準にいたわけですから、現在の約370万円という水準は、それと比べて「随分値上がりした」と感じるわけです。

ちなみに、現在YGはどうなっているかというと、116528黒文字盤のボトム価格が約338万円といったところ。

ただ、この個体は他と比べて抜きん出て高く、“2番目に安い個体”を対象とした場合、116528水準は290万円台となります。そのため、現在116528の相場は分かりづらい状況となっているわけですが、ザックリいうならば、WGはYGよりも特に目立って高いというわけではなさそうだ、となりそうです。

そういった意味では、116509の上昇は、特別WGだけが高くなったわけではないとなるわけですが、過去の116509の印象からすると、凄い変化だと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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