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パネライ初の自社製ムーブメント搭載モデル、ラジオミールPAM00200

ここ3年ぐらいのパネライ評価において、尖ったモデルとそうでないモデルとの評価が分かれるという傾向があるように感じるのですが、尖ったモデルが値動きする一方、通常モデルの値動きはあまりしない印象があります。

そういったことは、今現在でも感じられるのですが、あまり値動きしていない通常モデルが目立っている一方、この200番含め、尖ったモデルは値動きしているという印象があるわけです。

デットストックムーブメントが採用されていた2000年前後のモデルと比べると、この2005年という過渡期時代のラジオミールは、インパクトが弱いようにも感じられますが、「初の自社製ムーブメント搭載モデル」ということに対する評価が高いのだと思います。

ラジオミールには、2002年頃までゼニスが主に採用されていましたが、2004年からはジャガールクルトベースとなり、2005年にそれが自社製ムーブメントになったという変遷をこの200番から強く感じとることができるわけですが、パネライファンにとって200番は歴史的な1本なのでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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