パネライ相場は2017年頃までは、「高い時期には高く」「安い時期には安い」といった傾向だったわけですが、ここ2、3年は「高い時期でも高くない」といった感覚があります。
そして、それに該当するのが、まさにこの113番のような2000年代に登場した世代であるわけです。
ちなみに、2016年時点ではエクスプローラー14270などは30万円台後半だったため、この113番よりも安価だったわけですが、今となっては14270は60万円台、この113番は30万円台とであるわけです。
この113番というモデルは、パネライらしいシンプルさが魅力であるわけですが、こういったシンプルさが見られなくなった現代のパネライを見ると「良い時代のモデル」だと思います。
しかしながら、2000年代といった時代のパネライ文脈を知らない方にとっては、この良さが分かりづらく、その結果、需要<供給という状態にならず、2016年水準以下といった状況なのかもしれません。
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