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白文字盤が100万円を超えている、ミルガウス116400

近頃、エアキング116900が上昇するなど、この世代のノンデイト3針モデルが目立った上昇をしている様子がありますが、今回の白文字盤もそういった動きに似ていると思います。

これらの値動きは、エクスプローラーのモデルチェンジが発端といった感覚があるわけですが、なぜだか現在「生産終了」というニュース性がない、エアキングミルガウスも同じように値上がりしているのです。

なお、116400は黒文字盤が2015年頃、白文字盤が2017年頃にすでに生産終了となっているため、現在の値動きには「生産終了」という要素はあまり関係ないといえます。

ただ、白文字盤は2020年3月頃から不思議と、目立った評価となっている傾向があるため、あるタイミングからなぜだか、注目される存在感になったのではないかと考えられます。

そして、今では110万円台にまで到達しているわけですが、これはセラミックベゼルの6桁スポーツにかなり近い水準です。

これまで、ミルガウスはセラミックベゼルと比べると「かなり安い」といった感覚だったのが、今では、セラミックベゼルに迫る勢いとなっているのが凄いと思います。

筆者としては、この116400が上昇したときの想定としては、「サブマリーナやGMTマスター2よりもずいぶん高値」ということだったのですが、今のように価格序列はほぼそのままで、しっかり相場が高くなるというのは、想定外でした。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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