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RGコンビは上昇、ヨットマスター116621ブラウン文字盤

なお、同じ6桁世代でも、ロレジウムの116622についての変化は、110万円台⇒120万円台にとどまっているため、この116621目立って高くなっている状況だといえるわけです。

なぜ、今のタイミングでこの116621が目立った上昇となったのかは、はっきりとは分かりませんが、考えられることとしては、K18腕時計の上昇トレンドといったことがあるでしょう。

とはいっても、この116621はコンビ。通常「K18腕時計上昇トレンド」に反応するのは、オールゴールドの腕時計であります。

そうであるにも関わらず、なぜこの116621が「K18上昇トレンド」に影響されたと考えられるのは、「RGコンビ」という点があげられます。

現在、ロレックスのRG系は全体的に高くなっている印象ですが、“RGコンビ”という観点で、この116621を見た場合、140万円台という以前の水準を見ると「安い」と感じられるわけです。

従来から、ロレックスのコンビモデルにはYGが採用されていましたが、RGの採用は2004年以降。それでもあまり採用事例が多くはなく、実際スポーツ系でのRGコンビは数えるほどしかないでしょう。

そういったことからも、RGコンビとして140万円台という水準が、現在の感覚だと「安い」となるわけで、今回のような変化があったのだと筆者は推測しています。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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