腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

白文字盤は260万円台に、デイトナ116520

2月時点で「200万円超え」ということに驚いた際、この白文字盤は約206万円でしたが、7月現在では約268万円。2月と比べると、現在水準は実に62万円もの上昇ということになっているわけです。

2月⇒7月でこのような「差」となったのは、この間、1ヶ月や2ヶ月といった短期間で、11652010万円以上といった値動きを何度も繰り返したからでしょう。

実際、4月⇒7月では約23万円の上昇となっているわけですが、3月⇒4月でも約30万円の上昇となっていました。

筆者としては、116520の現在水準はなんとなく240万円ぐらいだろうと思っていたのですが、調べてみたら、白文字盤は260万円台となっていることに驚きました。

実は、この116520の相場を調べるきっかけとなったのが、昨日の「村上信五くんと経済クン」へのラジオ出演だったのですが、村上さんがつけていたのが、まさにこの116520白文字盤だったのです。

そこで、この時計は今いくらぐらいなのかと質問された際、「240万円ぐらいじゃないですか」と答えたのですが、すぐ調べると260万円台になっていることが判明。

村上さんは、この116520をそれよりかなり安い価格で買ったようで、260万円台となっていることにかなり驚かれていました。

なお、同じ116520でも黒文字盤についての現在水準は、5月時点から変化なしといったところ。116520は、この数年間、白文字盤と黒文字盤が同じような水準といった感覚だったため、数十万円単位の差となるのは久々だといえます。

そして、“高い方”の文字盤色が「白」というのも、まさに今の時代ならでは。かつてであれば、黒文字盤のほうが“数十万円高い”というのが当たり前だったわけですが、今となっては、このデイトナミルガウスしかり、白文字盤のほうが高いという事例は珍しくないわけです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -