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クロノグラフが3年で281万円の上昇、ロイヤルオーク26331ST.OO.1220ST.02

ちなみに、2018年9月近辺のロイヤルオーク3針モデル水準はどうだったかというと、当時15400STの銀文字盤は、約194万円という状況でした。

15400STといえば、ロイヤルオークの中で最初に目立った値動きとなったモデル。それと同時に、2018年において最も目立って値動きしていたロイヤルオークだといえます。

その15400STをもってしても、2018年秋頃の水準は、約194万円だったわけですから、クロノグラフがいかに高かったかということになります。

ただ、そんなクロノグラフの26331STは、今となっては約550万円となっているわけで、2018年の選択としては「ありだった」ということになります。

では、3針の15400STと、このクロノグラフの26331ST、どちらが2018年⇒2021年にかけてより値動きしているのでしょう。

先のように、262331STは、2018年9月⇒2021年9月で281万円の上昇。それに対して、15400STは、2018年11月⇒2021年9月で約272万円の上昇であります。

値動き的には、やや、この26331STが勝っているといえる様子ですが、「同じように値動きしている」ともいえます。

そういった意味では、現行世代ロイヤルオークは、その多くが「2018年頃よりも目立って高くなっている」わけで、ノーチラスデイトナに並ぶ大人気モデルになったのだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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