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現在相場考察

1年4ヶ月で約116万円の上昇という様子、カラトラバ5196J-001

2021年10月4日更新
パテックフィリップのカラトラバ5196J-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年6月の安値と2021年10月の安値を比較し現在相場を考察。この1年4ヶ月での変動は116万4800円の値上がりだった。

カラトラバ 5196J-001についての考察(2021年10月)

最もオーソドックスなパテックフィリップといえば、まさにこのカラトラバ5196だといえ、そういった印象ゆえに、入手困難というイメージもありません。

そのため、値動きしづらい傾向があるともいえるわけで、実際2018年5月⇒2020年6月までの約2年間の値動きは、「8400円の差」という状況でした。

つまり、2018年水準と2020年水準がほぼ変わっていなかったわけですが、そういったことは「最もオーソドックスなモデル」というキャラクターからすると当たり前という感覚だったといえます。

しかし、そんな5196J-001は、これまでとは打って変わっている様子。

というのも、この5196J-001の現在ボトム価格は、なんと約277万円という水準になっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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パテック・フィリップ PATEK PHILIPPE カラトラバ 5196J-001 手巻き メンズ 腕時計 中古

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年6月
の安値
2021年10月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
カラトラバ
5196J-001
中古 1年
4ヶ月
¥1,611,600 ¥2,776,400 1,164,800 172.28%

これまで、5196は、プラチナを除くと、だいたい150万円前後で購入可能といった印象がありましたが、今やそんな5196J-001270万円台となっている状況なのです。

これは、まさにびっくりなことでありますが、それと同時に、これだけ「入手しやすい」と思われていたモデルが、この1年4ヶ月という間で、110万円以上もの値上がりとなったのは、想像以上の出来事だと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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