最もオーソドックスなパテックフィリップといえば、まさにこのカラトラバ5196だといえ、そういった印象ゆえに、入手困難というイメージもありません。
そのため、値動きしづらい傾向があるともいえるわけで、実際2018年5月⇒2020年6月までの約2年間の値動きは、「8400円の差」という状況でした。
つまり、2018年水準と2020年水準がほぼ変わっていなかったわけですが、そういったことは「最もオーソドックスなモデル」というキャラクターからすると当たり前という感覚だったといえます。
しかし、そんな5196J-001は、これまでとは打って変わっている様子。
というのも、この5196J-001の現在ボトム価格は、なんと約277万円という水準になっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年6月 の安値 |
2021年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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パテックフィリップ
カラトラバ 5196J-001 |
中古 | 1年 4ヶ月 |
¥1,611,600 | ¥2,776,400 | 1,164,800 | 172.28% |
これまで、5196は、プラチナを除くと、だいたい150万円前後で購入可能といった印象がありましたが、今やそんな5196J-001は270万円台となっている状況なのです。
これは、まさにびっくりなことでありますが、それと同時に、これだけ「入手しやすい」と思われていたモデルが、この1年4ヶ月という間で、110万円以上もの値上がりとなったのは、想像以上の出来事だと思います。