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過去水準と変わらない、ゴンドーロ5111G-001

5111G-001は、2002年頃に登場したモデルで、世代的には5196と同じか、やや古いといった感じ。そこまで古いモデルではなく、ゴンドーロとしては「新しめ」といった見た目だといえます。

そのため、90年代頃までのゴンドーロカラトラバと比べると「新しい」という印象。ですから、現在のような「変わらない」という状況は、意外だと感じます。

なお、この5111G-001、過去に記事で取り上げた際も、「お得感がある」という内容であるのですが、少なくとも2017年1月からそういった状況が続いているといえます。

ちなみに、5111G-001の2017年1月水準は130万円。その後は、2019年2月に128万円、2020年2月に145万円となっています。

2020年2月時点では、「ようやく値動きするようになった」という表現になりましたが、それから2年近く経った現在までにかけて、「動かない」という様子が続いているといえます。

5196や3796といった、従来「派手な値動きをしない」といったモデルが、数十万円単位の上昇となっている現在において、このゴンドーロ5111G-001は、あまり値動きしていない稀有なパテックフィリップだといえるでしょう。

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●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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