これまで、スカルプチャーは値動きがあったものの、2016年に110万円台だったのが、2018年に160万円台になったというのが最も大きな変動だったといえます。
しかしながら、現在の価格帯は290万円台。これまでとは、比べ物にならない価格ステージなったわけで、変動額も過去には見たことがない水準です。
5091/1A-010は、この1年10ヶ月で約138万円の上昇となったわけですが、こういった変動は、2020年夏以降のパテックフィリップらしい動きだといえます。
カラトラバの5196などもそうですが、2020年夏前まで「そこまで動かない」というモデルが、夏以降は値動きするようになった傾向がありますが、このスカルプチャーもその事例の1つだといえるかと思います。
とはいえ、2020年夏以降でも動くモデルとあまり動かないモデルがあるわけですが、このスカルプチャーが「ガバっと」動いたのは、やはりSSブレスレットモデルだったり、濃いキャラクター性ゆえに知名度がそれなりにあるといった要素があるからでしょう。
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