2019年夏頃から、腕時計相場は値下がり傾向が目立っているわけですが、夏過ぎでもそういった様子を感じないのがノーチラスの5980/1Aという存在です。
5980/1Aは2006年にノーチラス初のクロノグラフモデルとしてデビューしたのですが、ステンレスモデルについては、事実上の後継モデル5990/1Aが登場したことにより生産終了となっています。
そういった影響もあってか、ここ数年は派手に上昇。また、一度に上昇する額が100万円単位という様子も珍しくなく、そういった傾向は遅くとも2016年頃から見られます。
5980/1Aには、いくつかの文字盤色が存在するのですが、その中で最も高いのが黒文字盤の5980/1A-014という傾向があり、青文字盤の5980/1A-001はその次という価格序列となっています。
他のノーチラスがそうであるように「青文字盤」という要素は、ノーチラスとしては最も人気となる要素でありながら5980/1Aの場合は、2番目に高いという傾向があるのです。
では、逆に最も安い価格帯に位置する文字盤は何かというと、この白文字盤の5980/1A-019なのですが、青文字盤が900万円台後半となっていた2019年1月において、800万円台後半という水準でした。
この白文字盤の5980/1A-019は、青文字盤や黒文字盤と比べると中古市場では見かける機会が少ないため、「レア」とう印象もあるわけですが、相場的には最も安い序列となっています。
そのため、黒文字盤や青文字盤が1000万円以上という水準になったことをお伝えしても、白文字盤については1000万円台ということを確認できずにいたわけです。
しかし、最近白文字盤の中古が複数出ている傾向があり、やっと白文字盤についての様子をお伝えすることができる状態となっているのですが、では、いったいいくらぐらいになっているかというと、やはり「1000万円以上」という水準になっている様子であるのです。
パテックフィリップノーチラス5980/1A-019の価格比較
時計名 | 状態 | 2019年1月の安値(楽天) | 期間 | 2019年12月の安値(ヤフーショッピング) | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ ノーチラス 5980/1A-019 |
中古 | ¥8,980,000 | 0年 11ヶ月 |
¥11,990,000 | 3,010,000 | 133.52% |