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現在相場考察

370万円台になった、デイトナ16520白文字盤

2022年1月24日更新
ロレックスのデイトナ16520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年10月の安値と2022年1月の安値を比較し現在相場を考察。この3ヶ月での変動は50万2000円の値上がりだった。

デイトナ 白文字盤 16520についての考察(2022年1月)

2017年において、デイトナ16520は、他の腕時計を牽引するほど派手な値動きをしていました。

その時点で、16520はいわば「中古腕時計の王様」といった存在感だったのですが、今では「それほど派手に動かない」といった印象があるといえるでしょう。

特に近頃は、116520の値動きが激しくなったため、16520はSSデイトナの中で最も動かないというポジションといえる状態だったわけです。

しかし、そんな16520は今、目立った上昇をしている様子。

このところといえば、人気モデルの派手な変動が目立っていますが、16520もその例にもれない存在だといえるのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年10月
の安値
2022年1月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
白文字盤
16520
中古 0年
3ヶ月
¥3,248,000 ¥3,750,000 502,000 115.46%

前回、16520白文字盤をお伝えしたのは昨年10月ですが、その際のボトム価格は約324万円でした。

それに対して、現在水準は375万円という状況。

この3ヶ月で50万円程の上昇といった値動きをしています。

ただ、この値動きは、116500LNには全く歯が立たないといえます。

116500LNは、2022年1月において、数週間で40万円以上の上昇となっているわけで、それと比較してしまうと16520白文字盤の値動きは霞んでしまいます。

とはいえ、重要なのは、こういった「人気モデルが派手に動く」という時期に、しっかりと16520も値動きしているということだと思います。

「かつて値動きしたのにもかかわらず、上昇トレンド時に値動きしない」となる例がありますが、このところの16520の様子からするとそうなっても不思議ではない要素があったといえます。

しかしながら、今回16520はきちんと上昇。やはりその影響力、存在感は健在なのだと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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