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2016年8月22日更新

このモデルは常に高めです、ブルガリ『スクーバ』SGB38G

金無垢モデルの中で最も安いのはアルミニウムの金無垢AL38Gですが、だいたいいつもそれより感覚として20万円程度高いのがスクーバの金無垢です。

同じく金無垢のスポーツといえば、旧スポーツのクロノグラフの金無垢もそこそこ人気がある時計ですが、そっちの革ベルト仕様と比較しても常に高いのが金無垢スクーバ

スクーバと旧スポーツの違いはラバーベルトか革ベルトかの差なので、金の含有量も大きく違うわけではないと思われます。(スクーバのほうがケースが厚く、バックルがホールディングタイプなので金の使用は多め)

この時計、他のブルガリの金無垢仕様のスポーツタイプが30万円を切っているなんて時代でも、平気で45万円という相場でした。

これ、あと数万円足したら金無垢ブレスレット仕様のクロノグラフが変えてしまうぐらいの値段です。

ちなみに、値上がり率は当然金無垢おブレスレット仕様のクロノグラフ(CH35G)のほうが上。

ただ、もとより他のブルガリ金無垢モデルと比較して割高な印象のこのスクーバSBG38Gもしっかりと値上がりしているのです。

値上がりした額は15万円以上。

現在人気があまりないブルガリですが、この値上がり額は立派。

ステンレスのスクーバとなると、2012年4月と2016年8月では5万円以上の値下がりも珍しくないのに、金無垢は15万円以上の値上がりなのです!

金と黒(ラバーベルト)の組み合わせって、かなり近代的で人気のある要素。

それだけでなく、この時計は確かにかっこ良いと思います。

しかし、かっこ良いのはステンレスでも変わりないはず、なのにそっちは値下がりという不思議な時計です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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