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現在値下がり中、エクスプローラ214270

この3,6,9に発光塗料なしのモデル(2010-2016)は生産終了となりました。

発光塗料なしのアラビア数字って、以前であればエクスプローラよりグレードが下のエアキングなどに装着される仕様。

そういったイメージ的な問題だけでなく、見た目的にも時計ファンからは好意的に見られていなかった214270ですが、市場ではきちんと受け入れられ人気モデルとなっています。

そして、3,6,9が発光塗料付きとなった今年のモデル、これ素直にかっこ良いと思います。

しかし、「今かっこよくない」と思うモデルは後々急激な値上がりをしたりします。

3,6,9に発光塗料ありの14270/114270にごく少量存在する、通称ブラックアウトは非常に高値。

ブラックアウトというと、発光塗料の箇所に黒いラインが入ったモノが有名ですが、上の214270と同じく単に発光塗料なしというモノも存在。

生産終了となった前期型214270はすでに総生産数が決まっているため、生産中止となって値上がりするかとおもいきや、逆にずっと値下がり状態

214270の新モデルが発表された今年の春と比べて9万円近くの値下がりです。

ただし、これでもまだまだ2012年などと比べると高い状態は維持できています。

2012年頃は40万円を切る相場だったため、安くても43万円という現在の価格はそれよりまだ高いのです。

ちなみに、先日正規店へ行ったところ、この3,6,9の発光なしバージョンがショーケースにおいてありました。

今年出た新モデルはあるかと尋ねたところ、入荷したけれどすぐに売れてしまったとのこと。

以前であれば、正規店のショーケースにエクスプローラが並ぶなんて珍しい光景ですが、最近は並んでいます。

なお、新モデルのほうはまだまだ高い状況。

時間が経つと落ち着くと予測できますが、今年出たモデルの現状価格は、かつてプレミア価格だったころの14270を彷彿とする高価な状況です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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