2017年に『赤シードの復活』として電撃的にデビューした126600。
赤サブ含め、これら『赤』モデルは90年代後半から「かつてあった幻の存在」といった感覚でレアアイテムとされていましたが、それから20年近くの時を経て、『赤シード』が復活したというのは大ニュースだったわけです。
そのため、126600はデビュー時に大変な注目となっていたのはいうまでもありません。
2017年11月の新品実勢価格は約164万円(安い順の3社平均)だったのですが、これは当時「高くて人気」とされていたGMTマスター2の116170BLNRを大きく上回る水準。もちろん、緑サブ、116610LVよりも高値でした。
しかし、その後126600は、そこまで上昇することがなく、逆にやや値下がり気味という様子に変化。結局、『2017年の新品実勢価格を超え』ということはしばらく起きず、『2017年新品実勢価格と同程度』にまで回復したのが、2021年12月になってからであるのです。
そんな126600でありますが、現在の中古水準を見てみると、なんと198万円がボトム価格という状態です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年12月 の安値 |
2022年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー 126600 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥1,683,000 | ¥1,980,000 | 297,000 | 117.65% |
2007年のミルガウスしかり、この赤シードしかり、「4桁時代の要素の復活」ということは、なぜだか、現行モデルとして定着してしまうと、あまり評価されない傾向になってしまうという経緯があります。
ただ、ミルガウスは近頃、116400GV黒文字盤を除くと“2007年の新品実勢価格超え”という状態。この126600も、今回“2017年の新品実勢価格超え”となったわけですが、ようやく復活組もそれなりな強さを見せるようになりつつあるのかもしれません。