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紆余曲折あった、ノーチラス5980/1A-014

前回、この5980/1A-014をお伝えしたのが2020年10月であるため、当時の水準と比較すると、現在水準は970万円程の上昇となっています。

ノーチラスといえば、2021年春までに目立って上昇、2022年も同様という印象がありますが、5980/1A-014については2021年にそれほど変動がなかったのです。

もちろん、全く変動がなかったわけではありませんが、5711/1Aのように春ごろまでに『ガバッと上昇』という動きがありません。

しかしながら、2022年になると、この5980/1A-014は急上昇。1月後半に2500万円台、2月中盤には3000万円台に突入し、4月中旬までその状態をキープしていたのです。

ただ、4月後半になると、5980/1A-014900万円以上の下落となり、現在の2090万円という状態になっています。

5711/1A-010も2022年の2月といった時期に急上昇していましたが、3000万円台という水準にまでは達していません。

そういった意味で5980/1A-014は、今年2月3月といった時期に、久々に5711/1A水準を上回るといった強さを見せたものの、その後900万円強という値下がりをしたことにより、現在では5711/1A-010それほど大きく変わらない状態になっているわけです。

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●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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