そして興味深いのは、114270の『2021年⇒2022年で4100円の値動き』が、結果的にそうなったわけではないという点です。
この場合の、「結果的にそうなった」とは、例えば「2022年2月に100万円超えになった後、値下がりして、結局2021年5月並に戻った」といったこと。しかし、114270にはそういった値動きがないのです。
つまり114270は、他の人気モデルが『上昇』でも『下落』でも、派手に変動していたこの1年において、それを無視するかのように「あまり値動きしていない」といった状態であります。
114270は、2021年に70万円台に到達したわけですが、そういった値動きがあったならば、今年2月頃に70万円台より上の価格帯となっても不思議ではなかったといえます。
けれども、不思議と114270は『2月に80万円台や90万円台』などとなることはなく、2021年5月以降、長らく70万円台中盤といった水準が続いている状態。ロレックススポーツモデルとして、こういった値動きは珍しいため、114270の今後が気になります。
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