2018年以降、16760の相場は分かりづらい様子となっており、きちんと相場を見てみても、結局は140万円前後から大きく変わっていないといえた状態が続いていたといえます。
そういったことがあったため、16760はしばらく動かいない、と油断していたら、なんと現在200万円超えという状態になっていたわけです。
ここ最近といえば、デイトナ以外の大人気モデルポジションが「GMTマスター2からサブマリーナになった」という様子もあり、16760にはあまり追い風といった要素もありません。
そうであるにも関わらず、16760が伸びているのは、やはり「ファットレディ」という愛称があるという点及び、それが示す「ケース形状の独特さ」が以前よりも知られるようになったこと(正面以外の画像を時計ファンがチェックするようになった)。また、デビューから年数が経ったことによって、以前よりも「クラシカル」に見えるようになったということや、「初代」という歴史的価値がポイントなのではないかと思います。
2016年頃において、16710との相場差が5万円未満といった16760。それが現在では、16710は143万円であるのに対し、16760は約213万円。実に両者の相場差は73万円程度に達しているのです。
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